モラハラ被害者の行動の変化と心理的な変化

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モラハラを受けている人の行動の変化とは

モラハラを受け続けていると、さまざまな行動の変化が起こります。
常に人格や能力を否定され続けるので、自己肯定感が低下していきます。
自分の考えや行動が正しいのか判断ができなくなり、自信を失ってしまいます。
 また攻撃にさらされているため、常に不安や恐怖感を感じるようになり、感覚過敏になったり、集中力が低下したりします。
仕事や家事に集中できなくなったり、食欲や睡眠にも影響が出てきます。
体調も乱れやすくなり、人との付き合いも避けるようになります。
イライラしたり怒りっぽくなるなど、感情のコントロールができなくなります。

モラハラを受けている人の心理的な変化とは

行動の変化とも似ていますが、自己肯定感が低下していくと自分を否定するようになります。そのため、自分の意見を主張できなくなったり、自分を責めるようになったりします。自己否定が強まるので何に対しても意欲がなくなります。
笑顔が減り、感情が麻痺して、抑うつ状態に陥ってしまう人も出てきます。
ますます友人や家族に相談する気力さえなくなってしまいます。

モラハラ被害者の危ない症状

モラハラを受けていて抑うつ状態や無気力になってしまうと、仕事を辞めたり人間関係を放棄してしまうことがあります。
引きこもりやうつ病を発症してしまいかねません。
金銭の心配も出てくるので、余計に加害者に依存してしまうこともあります。
 自殺を考えるようになることもあります。
 PTSDを発症してしまうと、トラウマを思い出させるものや状況を避ける「回避症状」や、フラッシュバックや悪夢を見る「再体験症状」に悩まされ、生活に支障をきたすこともあります。

 モラハラを受けている人は一人で悩まず、信頼できる人に相談したり、周囲のサポートを受けるなどして、モラハラから抜け出すことが大切です。

次回の予告

次回は、モラハラが及ぼす家族や関係者への影響について、考えてみようと思います。

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