発達障害の種類
発達障害には主に3つあります。
1・ ASD 自閉スペクトラム症
2・ ADHD 注意欠陥多動性障害
3・ LD 学習障害
今回は、最もモラハラ男になりやすいと言われている、ASD 自閉スペクトラム症について考えてみます。
ASD 自閉スペクトラム症の特徴とは
ASDの特徴に、想像力の乏しさがあります。
他人の気持ちを考えることが不得意です。相手の立場になって考えることが苦手で、思ったことをそのままズバッと言ってしまいます。
そのため、相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまうのです。空気が読めない、デリカシーがないなどと、言われがちです。
興味・関心の狭さや偏りがあり、こだわりが強いのも特徴です。融通が利かず、自分のルーティーンを変えることをとても嫌います。
例えば起床時間や出勤時間を、子供ができて家庭環境が変わっても頑なに崩さない人は、マイペースで自分のことしか考えていないと思われてしまいがちます。
言葉を文字通りに解釈するのも特徴で、不明確なニュアンスを理解することができません。例としては、”だいたい”や”適当に”と言われても見当がつきません。社交辞令や冗談も通じづらいです。空気が読めないので暗黙の了解も理解しづらいです。
特に男性のASDは、理論的で理屈っぽいところがあり、話し合いをしていてもうまく趣旨をずらしたり、論破するのが得意です。
特徴が人間関係を邪魔をする
このような特徴から、コミュニケーションが上手にできず、対人関係を構築できない人が多いです。対立してしまったり、嫌われてしまうことも多いです。
しかしこれは、感覚の違いで、相手を陥れる目的で行っているわけではない人がほとんどです。
言葉を文字通りに解釈する特徴は、素直で正直な性格とも取れます。融通が利かないのも、真面目とも取れます。
自分の特性に理解している人なら、定型発達の感覚を理解したり、工夫次第で対人関係や社会を上手くやっていけると思います。
またパートナーにも理解してもらうことも大切です。
しかし、長年にかけて対人関係が構築できずに、他人から理解が得られなかったり、偏見を持たれたりすると、人と理解しあえることに信用を持てなくなってしまいます。発達障害は遺伝しやすいので、親も発達障害を抱えていることも少なくありません。そのため、親からも理解されてないと思って育つ人も多いです。そんな経験から愛情が薄く、モラハラに移行しやすい特徴があるのではないかと思います。
パートナーはどうしたらいいだろうか、対処法はあるのか
構築された思考はなかなか崩せないと思いますが、パートナーは心から愛情を持って、信じ続けていけば信頼関係はできあがっていくと思いますし、丁寧に傷ついた気持ちや不快な思いをした時の気持ちを伝え続けていくことで、理解はし合えるのではないかと思います。
発達障害は学習能力がないわけではないので、”自分は不快に思わないけど、あなたは不快に思うんだね” という理解はできます。
お互いに歩み寄る気持ちが大事ですね。